おーい、こっちこっち。

カテゴリ:レバノン( 4 )

首都ベイルート

レバノン訪問の目的は、「レバノン杉の拝見」のみだったのが…

ブシャーレの滞在が最高だったので是非、首都をと思ったのと、
三日間の野宿によって溜まったレバノンでの汚れをシリアに持ち込むのは失礼かと思い、ベイルートにてちゃんと宿に泊まり清潔にした後、シリア再入国をするプランへ変更した。

5:45amバスに飛び乗る。揺られること二時間半。ベイルートに着いた。

1970年代中東で最も重要な商業都市であり、「中東のパリ」と呼ばれていたこの町。
その後、15年間の内戦によりベイルートの半分が瓦礫と化した。
1989年に長く続いた内戦も一応終結し、戦後復興が着実に進んでいたのだが、2006年7月に2名のイスラエル兵の拉致を発端に起きたイスラエル軍の激しい空爆により、再び瓦礫と化したエリアもあった。しかし、現在は停戦で落ち着いき残骸の撤去もほぼ終わり、復興作業があちこちで行われている。
しかし、こうした比較的新しい「破壊」の歴史を持った町では痛々しい痕跡がまだ残る。
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右のビルは銃痕だらけ。左のビルは新築だ。
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こちらも銃痕の残る建物

何とも複雑だな気持ちだ。

しかし、この町に住む人々の表情は決して暗くない。むしろ、イケイケ。
サッカー好きな国民性なため、ワールドカップを非常に楽しみにしているみたいだ。
ブシャーレでもそうだったが,ブラジル、アルゼンチン、イタリア、ドイツの国旗をぶら下げた車、ベランダをやたらよく見るなーと思っていた。
現地人に聞いてみた。
すると、現地人「各々が応援している国の国旗をつけてるんだ。」と。

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ドイツ応援地区!?!?

さらに、彼らの口からは、
「キリスト教国でも関係なく、応援するよー。」
「ベイルートでは、イスラム教徒もキリスト教徒も仲良くやってるよー。」
「(自分はキリスト教徒だけど)友達にイスラム教徒はいっぱいいるよー。」などなど、、、

とても、前向きな意見をいっぱい聞いた。非常に安心した。
この国民性だから、4年でここまで復興できたのかなとも思った。

旧市街地という名の新市街地の街並みはヨーロッパを思わせた。
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アラビア語表記がなければヨーロッパだ…

再開発の進んだ海岸ではるが、のんびり釣りを楽しむ人々少なくない。
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ベイルートの町は、イスラエルの新市街のようにナイトライフも楽しめる町でもあると感じた。
先進国同様、おしゃれなカフェ、レストラン、クラブが少なくない。
改めて、キリスト教の影響力を感じた。

街中で、戦車や銃をぶら下げたソルジャーを見ると平和な国ではないんだよなと身が締まる思いにも多々なったが、レバノンというイメージの無かった国の一面を垣間見る事が出来て良かった。

近い将来、戦車や銃を見なくなる日がきますように、そう願って床に就くzzz
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by kazunori_maruse | 2010-05-15 19:02 | レバノン

谷へ。

昨日、ローカルなエリアを散策していると、
子供が、
「谷へは朝行った方がいいよ!!」と。
「谷??何の事??」
「この道を一時間くらい下って行くとたどり着くよ。」
「この谷行けるんだ…ありがとう。明日行ってみるわ。」


・・・


と言った具合で本日下って下って、「谷」へ行ってきました。

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美しかった~。昨日に続き、大自然との戯れ。最高にリフレッシュだ。




途上国へ行くとよく目にする肉屋での解体風景。
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たくましすぎる…

今日の朝は、特別サービスで山羊の肺に空気を入れて下さいました。
「肺は、こうやって動いているんだぞ~」って。

解体の絵を見る度に「本当にありがとう。いつも。」って思う。
お世話になっている動物達へ。そして、お肉屋へ。

先進国の人々はこういう絵を裏へ裏へ、奥へ奥へと追いやってしまった。やり過ぎてしまった。何でも、やり過ぎてしまう。特に、日本。
適度に行きましょ~生きましょ~。

「肉」は「パックに入って」この世に来ているんだと思って育つ子供たち。
生命の大切さを忘れた子供たち。
感謝を忘れた子供たち。

そんな彼らが、未来を生きる、未来を作る。
過去の人間、現在の人間が残念ながら彼らを作ってしまった。
テストで良い点を取ることより、はるかに大切なこと。

「生きる」ということ。共存。調和。

まずは、自分から。
現在の未来のためにできる事。始めよう。

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お肉屋の隣に住む彼女。そんな彼女より素敵な笑顔の贈り物。
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by kazunori_maruse | 2010-05-14 17:49 | レバノン

レバノン杉保護区

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国旗に描かれているレバノン杉。永遠と高潔を表している。

保護区へはブシャーレより、さらに5km上がる。標高2000mへハイキング。
のんびり二時間を要した。

かつては、レバノン全土を覆っていたといわれるレバノン杉。
今では、1200本にまで激減したという。
それは、木目の美しさと腐りにくさで建築用材として最適だった結果、
どの時代にも乱伐されたからだ。
旧約聖書においては、ソロモン王が宮殿内部を床から天井までレバノン杉で装飾したと描かれている。

「レバノン杉」は「杉」の字があてられているものの、「マツ科」に属する。
だから、日本人のイメージするすらーーーッとした木ではない。
幹は根元近くから分かれ、枝はあちこちへ曲がり、交錯している。

この保護区には残存する杉の三分の一が生えており、
多くが樹齢1200から2000年で、最大のものは高さ36m、周囲25mある。

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これが最大のもの。凄まじい迫力。二時間があっという間だった。

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木の神様が見えますか?右側におられる。ありがとうございます。

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これが二番目に大きいレバノン杉


かっこいい土産・作品があれば買おうと思っていたが、残念。
フィレンツェノッポのタカさん、レバノン杉の作品よろしくね~!!

いや~最高にリフレッシュした。


自然は偉大だな~
僕らの忘れもの「大きな流れに生きること」。改めて実感。感謝感謝。

屋久杉へも挨拶に行かんとな…帰国が楽しみで堪らない。


今晩も野宿にしようzzz
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by kazunori_maruse | 2010-05-13 17:03 | レバノン

レバノン入国

早朝、ハマよりホムスへ50kmほどちゃりんこして、乗合タクシーで国境越え。
ちゃりんこ+荷物は、ホムス到着後すぐに通りかかった車修理屋のおじさんが置かせて下さるという。本当に、ありがたや。

レバノン訪問の目的、それは、レバノン杉を見るということ。

バスを乗り継ぎ、レバノン杉保護区へ行く拠点となる町ブシャーレへ直行。

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ブシャーレの町。立地が最高だ。

ブシャーレには、昼過ぎに到着。200mほどのメインロードが一本あるのみの町、村。
ブシャーレは、オリーブやリンゴの木の繁る山並みに位置している。標高1450m。
キリスト教迫害から逃れたマロン派が住み着いた町。
だから、キリスト教徒が99%。だから、モスクもない。
この旅始まって以来、モスクがないのは初めてだと思う。

フランス委任統治時代を経ているため、フランス語が普通に飛び交う。モロッコを思い出した。もちろんレバノンもアラブ人中心で、イスラム教徒約70%で構成されているのだが、首相はキリスト教徒。数人のイスラム教徒に首相の事を尋ねても「問題ないよ。」と返ってくる。
バランスがとれているのか。興味深い。

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まだまだ現役。おんぼろのクラシックカー、レトロな感じが最高。

一本裏道にはいれば、そこは一気にローカルなエリアだ。のんびり、のんびりと。
チキンがうろうろと歩き回り、じいさんばあさんがおしゃべりしたり、日向ぼっこしたり、、、

とにかく、のんびりとした空気感がたまらない。この旅No,1のお気に入り。
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町からの眺め。あぁ美しい。


ローカルな人々もみな良さそうだし、今晩は野宿でもしよう。
明日はいよいよレバノン杉拝見だ。
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by kazunori_maruse | 2010-05-12 14:58 | レバノン



丸瀬 和憲           旅人鞄作家が『感性』という不思議な能力を磨くべく地球上を転げ廻ったのち、米子で帰農♪ という日々の日記。
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自給的に暮らすと共に、胡麻の自然栽培の普及に夢中。

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