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おーい、こっちこっち。

サモス島→イカリア島、そして…

エーゲ海で最も東に位置する島、サモス島。
東西43km、南北19kmの山がちな島で、最高峰は標高1433m。
トルコからたった1kmのところに位置するこの島。
気分はトルコといきたいとこだが、
ギリシャ語が、キリスト教が、パンの美味しさが、そして何よりも物価が、、、
「ここは、ヨーロッパのギリシャだよ」とそっと諭して下さる…

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サモスの街並み

人の気質は、先進国の人のようにクールな面もあるが、
やはり、自然と共に生きる人間、純朴な空気感をぷんぷん放っている。そして、パワフル。
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養蜂場のおじさん「これ撒きに行ってくるわ~」とぽふぽふ。中身は、松の葉を焚いている。

松・オリーブ・イチジク・グレープ・ココナッツ・バナナ…の木が茂るトルコで見慣れた道は、まだまだ続く。

初めて目にする、、ギリシャ正教会。
絵本に出てくるよな可愛らしい装飾に感動。
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内部はコテコテとした感じ。
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突然現れる、壁のように聳え立つ坂道。島ならではの画に興奮。ちゃり無理。
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次に訪れたのは、お隣のイカリア島。
サモス島の南西19kmの地点にある。
ギリシャ神話に登場するイカロスが、
付近の海に転落したという逸話から島の名前が付いた。

トルコからギリシャへ国境を超える手段は色々ある。
なんで「クシャダシ-サモス島間」を選んだのか。
それは、「イカリア」という音に魅かれていたからだ。故 いかりや長介氏っぽいし。
そこへ行くにはサモス島からが便が良かった。
さらに、調べると温泉が湧いている上、観光地、観光地していないとのことだった。

ギリシャの島と言えば、夕日が有名でゴージャスなサントリーニ島、
ビーチが有名でパーティパーティのミコノス島と超有名な島があるのだが、
今回は、質素に素朴に旅したいので大御所は外していたので、まさにぴったりだった。

いや~、イカリア島最高!!ばちこんハマったね~
山に温泉にビーチに人にとにかくイイ。

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緑ってホントに癒しをくれるわ~

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石を組んで湯加減を調節。まさに天然。波があるので常に一定温度とはいかないとこころがまたイイ。

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アルメニスティス村の小さくきれいなビーチ。あぁ、落ち着く。


この島に何日でもおれるわ~と気を抜いていたのだが…


「夏・島・ビーチ」と揃うと、どんなに日々野宿で質素に生きてても、
僕には優雅すぎ、幸せすぎた。
突然、無性に申し訳なさを感じた。何に?さ~。
ただでさえ好きなように生かさせて頂いているのに…
毎日のように好きな時に、好きなだけ、綺麗な海で泳ぎ、昼寝をし、
のんびり、の~んびりと時間を過ごす生活。。。
もちろん、ちゃりんこに乗ればヒーヒー言いながら、水のようにしたたる汗をかくのだが、これも好き好んでやっているわけで。。。これまた、幸せだ。


おーけー。リゾートの終わり。


島を出よう。大陸へ戻ろう。アテネへ行こう。
今後の旅は、内陸国がメインになるので海とは離れる。
それを考慮しても、もう十分だ。感謝。

という事で、明日、アテネへ出港します。
23時到着予定なので、そのまま港で野宿。
翌朝アテネ市街を目指し漕ぎはじめよう。

この度は訪れていない興味深い村、christos rahon。
この村の文化は、非常に変わっている。
人々の生活が昼夜逆なのだ。信じられないが、今でもそうなのだと。
理由は聞いても「文化だから」「クレイジーなんだ(良い意味で)」としか返ってこない。
そして、起伏の激しすぎるこの島には多くのトレッキングルートがある。
歩きまわりたいところだがこれも、またの機会だ。
これらに手を出すと、本当に多くの時間が必要になりそう…
小さな島だが、見どころの多いイカリア島。
「この島には、また来るだろう」そう、強く思った。

本日は、めでたくもイカリア島の独立記念日。おめでとう。
山羊の肉をつまみにワイン飲んで、踊って…とハレの日はイイもんだ。

ありがたや、ありがたや。
by kazunori_maruse | 2010-07-17 19:30 | ギリシャ
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丸瀬 和憲           旅人鞄作家が『感性』という不思議な能力を磨くべく地球上を転げ廻ったのち、米子で帰農♪ という日々の日記。

by kazunori_maruse
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2013年~
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@鳥取県米子市
自給的に暮らすと共に、胡麻の自然栽培の普及に夢中。

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